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2011年01月01日
育児と夜泣き
◇夜泣きかどうかの判断◇
寝付きは良かったのに、突然夜中になってから泣き出してしますのが夜泣きです。
特に生後3ヶ月前後から1歳半くらいまでの間に夜泣きが多くなります。
そして、夜泣きのやっかいなところは、原因が特定できない場合を示すからです。つまり、原因がわからないので、対応が難しいのですね。
逆に、泣いている原因が明確な場合は、その原因で対応できるから良いのです。
たとえば、おむつが汚れていれば取り替えれば良いですし、空腹であればミルクをあげればよいでしょう。また、暑かったり寒かったりする場合は温度調整してあげることが大事です。
しかし、夜泣きはこれらのような明確が原因がありません。
◇夜泣きを区別すべき信号◇
夜泣きと思っていたら、実は体調が悪いことを訴えている場合があります。このような場合は注意が必要です。
特に、いつもの夜泣きと様子が違うというときは注意してあげましょう。
疑わしいのは、まず、間隔(数分ほど)ごとに泣いたり、吐いてしまったり、血便が合った場合は、腸重積が疑われます。
また、発熱している場合は、風邪や中耳炎の危険もあります。
さらに、股の付け根が晴れているようであれば、ヘルニアの可能性が疑われます。
軽い物では、おむつによるかぶれなどもあります。
これらの場合は、念のため病院で診断を受けた方が良いでしょう。
◇夜泣きには原因がないの?◇
夜泣きには明確な原因がありません。いや、正確に言うと、何かしらの原因はあるのですが、それが病気の時などのようには特定することが難しいのです。
現在考えられているのは、まだ睡眠が未熟なためではないかとか、昼間のストレスではないかと言われています。
◇夜泣きへの対応◇
夜泣きが始まったら、どうすれば良いのでしょう。
まずできることは、赤ちゃんをだっこして揺らしてみましょう。それで赤ちゃんが安心することがあります。
次にミルクなどでおなかいっぱいにしてあげることも試してみましょう。無理に与える必要はありませんが、案がおなかがすいていた、ということもあります。
他にも、添い寝をしてあげて、背中を軽くたたいたり、小さな声で子守歌を歌ってあげるとおとなしくなることがあります。
また、夜泣きの対策として、昼間のうちの行動で夜泣きを防ぐこともできます。
要するに、昼間のうちに1〜2時間程度でも、外に連れて行ってあげるなどして適度に疲れさせてあげると、夜中はぐっすりと寝てくれることがあります。
夜泣きを止める、思い切った方法に、外出するというものもあります。
ただし、この方法はご近所に迷惑をかけないように注意しましょう。
車に乗り慣れている赤ちゃんであれば、近所をドライブしてあげるだけで、眠ってしまう場合もあります。
とにかく、赤ちゃんの夜泣きが始まったら、放っておかずに、かまってあげることが大事ですね。